信頼

信頼とは何か？

老若男女問わず
互いの心と心が
歩み寄った結果が
信頼なんだと思う

どちらか一方でも
歩み寄る事を拒めば
信頼は成り立たない

何もわからなければ
歩み寄ることに
戸惑う事もあると思う

しかし
そっぽを向いてしまえば
何等かの可能性すら
失ってしまう事になる

人間と人間の心が
歩み寄ると言う事は
赤ちゃんが
立ち上がる事よりも
難しい事なのかもしれない

長い夜

胸が締め付けられる
長い長い夜

緩やかに流れゆく
川のせせらぎが
とても
もどかしい
独りの長い長い夜

駆け巡る想い
哀しみや寂しさが
胸を締め付ける

未だ何一つ成して無い
誰一人として
幸福に出来て無い

己の非力さに
怒りが込み上げる

長い長い夜は
まだ明けない

春

春の風がやって来る
時は巡り巡っている
桜色に染まる季節に
心の冬は温められる
人の心に触れたくて
夢を見ていた冬の季節
近く近く目の前に
春の風が近づいている
だけど
そこには誰もいない
深い哀しみの中で
手を延ばして誰かを待つ
冬を越えれば辿り着ける
そんな期待に身を寄せる
淡い淡い春への想い
幾度も越えて巡り
辿り着いた先に
淡い春の風が
今年もやって来る

何処へ

わたしは
何処へ行くのでしょうか
見上げた空は壁に阻まれ
星を見つけることも
月を見つけることも
許されない場所に佇む

緩やかに流れる
軽快な音楽も
穏やかに流れる
時間との調和も
すべてが幻想
過ぎ去れば幻

失う事勿れ
己の信条

失う事勿れ
己の激情

信じた道を行けばいい
踏み締めて行けばいい

不器用

伝えたい
言葉があるけど

上手く伝えられなくて
言葉を飲み込む

胸が苦しくて
熱くなり君を想う

いつまでも
いつまでも
肩を並べ歩いていたい

その手をにぎりしめ
長い夜を越えたい
ずっと君といたい

愛していても
言葉に出来ない
不器用だけれど
そばにいて欲しい

夜を越えよう
朝を迎えよう
二人で手をつなぎ